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Unilateral Curious

一方通行な好奇心の数だけアウトプットをしよう

「お金の流れで見る〇〇」シリーズが面白かった

本は嫌いじゃないのに、読むのが圧倒的に下手くそな僕。この2週間前に友人の結婚式があり、その時に先輩から教えてもらった本がすごく面白かったので紹介したい。

 

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その本とは「お金の流れで見る〇〇」シリーズで、日本史・戦国時代・世界史の3冊が出版されている。著者は元国税調査官大村大次郎氏(ペンネーム)。大村益次郎と空目してしまうペンネームだが、著者が好きな維新十傑なのだろうか。わからないが、少し気になる。

内容はかなり読みやすい文章と構成になっており、ある程度歴史に興味を持っている人ならば、面白さを感じてもらえると思う。少なくとも僕は、高校の時に挫折した世界史の教科書よりは、楽しく読むことが出来た。

それでは1つずつ、簡単な感想をまとめてみたい。

 

お金の流れで見る戦国時代 〜歴戦の武将も、そろばんには勝てない〜

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読んだ感想を一言で表すと、織田信長はんぱねぇ〜」だ。

もし明智光秀による本能寺の変が起こらなかったとしたら、豊臣秀吉徳川家康が行った施策、そのことごとくが、前倒しに実施された可能性も高かったのだろう。

武田信玄が「なぜ、一気に上洛をせずに徳川討伐に時間をかけたのか」「なぜ、当時最強と謳われた武将でありながら、勝てなかったのか」についても、貿易や資源という経済的側面からの見方が面白かった。

織田信長の商才は、当時、名将と言われたどの武将よりも、先を見ていた可能性がある。昔から織田信長は大好きな武将だったので、この本を読んでさらに好きになった。

 

お金の流れで見る世界史 〜富、経済、権力……はこう「動いた」

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読んだ感想を一言で表すと、帝国主義エグいわぁ〜」だ。

これを読んだ後に、インドのパキスタンに対する武力攻撃のニュースとか見ると、もはや二国間のいざこざとして報道するのどうなのよ?と思う。

最後のほうにまとめられていた、ケインズが過去に提案したというバンコールは、興味深かった。

 

お金の流れで見る日本史

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読んだ感想を一言で表すと、明治維新後の日本は色々とやべぇ」だ。

ただ、どの時代も倒し倒され、政権が変わるときというのは、お金の衝突が発端なんだなーと。これは世界史でも同じことを感じた。「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉を、改めて痛感させられた。

 

3冊読んでみて、人間が生み出したお金って、一体何なんだろう。どの時代、どの国でもそれに振り回されたり、一部の富める者によって振り回されたり、目に見えない価値によって掌握される人心って、一体何なんだろう。と興味が強くなった。

 

富の集中は国家の瓦解を招く

お金の流れで見る日本史の最後には、小泉政権時代前後で、国が発するメッセージが変わったことについてまとめられていた。

小泉政権前:「給与を上げよう」

小泉政権〜:「株価を上げよう」

これによって格差が広がっており、現在の安倍内閣ではまた以前の日本のメッセージに立ち返ろうとしている、というものだった。

著者の思想が反映されている部分もあると思うが、どんな国も瓦解するときは格差が広がり、権力や富が一部に集中した時に起こっている。今まさに「給与を上げよう」というメッセージに立ち返ろうとしているのは、それほどの緊張感があるからなのだろうと感じる。(実際はわからないが)

 

これから読んで見ようと思った「金と香辛料」

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というわけで、以前に購入したっきり読んでいなかった「金と香辛料」を読んでみたい。資本主義、株価至上主義に対する疑問も少し湧いたので、まずはお金や株式会社の成り立ちについて、少し学んでから、色々と考える。

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