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Unilateral Curious

一方通行な好奇心の数だけアウトプットをしよう

クレジットカードの支払いを延滞した人が待ち受ける現実

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日本橋にある勧進帳の弁慶像

 クレジットカードの支払い忘れや延滞を経験したことがある人は、想像以上にいるのではないだろうか?下記の調査で支払い遅延を抱える人は1%に満たないみたいだが、周囲の人を見るともっと多い印象を感じる。たまたま私の周りにそういう人が多いだけかもしれないが。

 

http://www.j-credit.or.jp/download/131129_news_a.pdf

 

私はクレジットカード支持者だが、それは新卒入社した会社で最初にクレジットカード事業に配属されたことも影響している。しかし、そこでは研修の一環として債権督促を経験もしたので、闇の部分も十分知っている。

今回はクレジットカードの支払いを延滞すると、どのような現実を待ち受けているのか、覚えている限りで教えたいと思う。

 

債権督促はどんな業務内容だったか

基本的には支払いを延滞している人に対して、毎日電話連絡をする。多い時で1日400件(効率のいい人は700件以上)の電話をしていた。

ほとんどの人は単なる支払い忘れで、

  • 登録していた口座と違う口座に振り込んでいた
  • 口座登録が完了する前の利用で、払込用紙を忘れていた
  • 単に日にちを間違っていた

などの理由ですぐに支払いをしてくれる人が多かった。

支払いの延滞によるブラックリストとは

初月の支払い延滞については、個人情報に履歴が残ることはなかったと思う。ただし、それが常態化すれば別の話だけど。

督促部隊は程度によって分かれている

債権督促と言っても、下記表*1のように支払い延滞のレベルによって複数の部隊に分かれていた。ちなみに督促1までは自宅訪問することはないが、督促2を超えると自宅訪問による督促も始まる。先輩社員には半日以上軟禁された人もいたので、督促の権利があるとはいえども危険な仕事だと思ったものだ。

 

督促0 初月の支払いを忘れた人
督促1 2か月に及び支払いを延滞している人
督促2 3か月に及び支払いを延滞している人
以下4〜20 ……

 

支払いを延滞するとどんな現実が待ち受けるか

たまたま支払いを忘れただけの人は、その後もしっかり引き落としがされるのだが、やはり毎月支払いが遅れる人は決まって一定数存在する。

私は督促0チームにいたため、毎月のように支払いが延滞する人が待ち受ける現実を見てきた。実際にどんな現実なのか紹介したいと思う。

毎日、1日3回の督促電話がかかってくる

支払いが確認できるまで、毎日8:15〜20:45*2の間に3回*3の電話連絡が来るようになる。支払いが確認できるまで毎日だ。

 

3回中1回については勤務先に連絡することもある。しかし、電話口でクレジットカード会社であることや用件を伝えることはないので安心してほしい。あくまでも「○○さんいらっしゃいますか?」と本人が出るまで繰り返すのみである。(大抵の場合、「用件がはっきりしないのであれば、繋げれません」と断られるのだが。)

 

電話の内容についても、「金返せ、コラ」などドラマの取り立てのようなことは一切ない。あくまでも「払込用紙をお送りしているので、確認してください。 」と伝えるだけでだ。*4

それでも支払えない人へ案内するもの

それでも中には支払いが出来ない人が少なからず存在する。そういう人の利用残高は100万円を超えている人もザラで、月の支払いも大きく払えないケースだ。

そういう人には特別処置として案内するものがある。その内容は、毎月の支払額を5,000円に変更できるというものだ。その際、下記の2点が案内される。

  • 当クレジットカード会員の資格が剥奪されること
  • 当分の間クレジットカードを作ることは難しいであろうということ

支払い額が減るので嬉しい処置に聞こえるかもしれないが、実はこれ「リボ払いへの変更(通称:リボ変)」なのである。*5

実際の所毎月の支払い額が減るので、大抵の人はその申し出を承諾するのだが、ただでさえ利用残高が多い人にとっては、さらに金利地獄にハマることになってしまう。

生活資金を考えるとキャッシュフローが大事ではあるので、この処置の善し悪しは人によって違うと思うが、支払額20,000円の内訳が5,000円の返済額と15,000円の金利とかを見てしまうと、「この人は延々払い続けるんだろうな」と罪悪感を感じてしまう。当時は精神的に辛かった。

 

これは奨学金問題にも似ていて、どちらか一方が悪いというわけではなく、支払い能力がないのに借りてしまう人、支払い能力を甘く見つもり貸してしまう金融社会の構図そのものが問題なのかなと。それ含めて、マネー学(リテラシー)の課題だと思う。

むしろ奨学金だけがあんなに取り沙汰されて、他のローンや金融商品による借り入れに関しては「借りたやつが悪い」は、少々偏りがあると思うし。

www.tokyo-np.co.jp

 

まとめ

しくじり先生で間寛平さんもおっしゃっていたけれど、お金を借りることは個人の問題だけではなくなるので、必ず一番信用できる人に相談してから決めルコとが大切。

安易に借りるのも、使うのも本当に危険。ただし、一概にクレジットカードやキャッシングを危険だと判断するのはもっと危険なので、自分自身でしっかり学んだ(調べた)上で判断し、相談するようにしよう。

ちなみに私はクレジットカードは使うが、キャッシングは利用しないと決めている。

*1:記憶が曖昧だが、このような感じで部隊が分かれていたと思う。

*2:貸金業法で正当な理由無く、午後9時から午前8時まで、電話で連絡したり、電報を送達したり、訪問したりすることを禁止しているため、余裕を持って15分ずらしている

*3:貸金業法で反復継続して、電話で連絡したり、電報を送達したり、訪問したりすることを禁止しているため、朝昼晩の3回と決めていた

*4:貸金業法で大声をあげたり、乱暴な言葉をつかうこと、暴力的な態度をとることを禁止されている。

*5:実際はリボ変であること、金利がかかることはすべて説明する。

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